秋の弘川寺

少し早すぎた紅葉「弘川寺」11月6日、雲一つない青空　白く霞んだ金剛葛城の山並み　紅葉には少し早いけれど親友とバスで弘川寺に行ってきました。草木や土の匂い、爽やかな風、凛とした空気が美味しい。桜の葉は淡い朱色に染まり　楓はまだ緑黄色だが葉先は少し赤くなったのもあり、陽光を受けて美しい。弘川寺は西行法師の終焉の地でお墓もあり　西行法師の歌碑もある。「願わくば花の下にて春死なむ そのきさらぎの望月の頃」　その願い通り2月26日（旧暦）73歳に弘川寺で亡くなっている。木の温もりのある廊下の先に西行記念館があり　西行法師にかかわる色々な資料が展示されていた。古い紙の匂いのするこの場所に居ると、平安末期に出家し全国を行脚した西行が偲ばれます。この庭に1本だけある天然記念物の「かいどう桜」は樹齢350年の老樹で春になると、他の桜と美しい花を咲かせるそうです。再び訪れてみたいお寺です。来年こそは満開の桜も赤く染まった紅葉も見たい・・・北野